今日は、早いもので大晦日である。年々、時の過ぎ去るのが速くなったような気がする。一説によれば、時の過ぎるスピード感覚は、人生の残りの時間に比例すると言う。人生の先が長い子供の頃は、時がゆっくり流れ、人生の残りの時間が着実に短くなる大人になると、時が速く流れて行くようになる。大晦日を迎えるに際しても、子供の頃と今とでは、気持ちが随分と違う。子供の頃は、年に一度の親公認の夜更かしができる日であり、頑張って日付が変わる頃まで起きていると、遠くに除夜の鐘の音や、山を越えた向こうから、船の汽笛が一斉に鳴る音が微かに聞こえて来た。大晦日の夜が更けるにつれて、何となくそわそわした気持ちを抱いたものである。
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世界の動きを見ながら再臨信仰を確認する(記事No.78)
2021年は、あと1日と数時間で過ぎ去るが、今年も世界には多くの変化があった。それらの変化のほとんどは、世界の支配者層に属さない、私たち大衆にとっては、有益なものでは無かった。その最たるものは、作られた新型コロナ・パンデミックの継続と、それに伴う世界的なワクチン接種キャンペーンであり、それらの結果もたらされた、自由な社会の崩壊であったと思う。取り分け、西ヨーロッパ諸国やカナダ、オーストラリアなど、これまで自由社会の砦であったような国々が、あっという間に全体主義的な政策を強力に推し進めるようになったことは、そのスピードにおいて、私自身の予測を越えていた。もちろん、それら諸国に寄生する悪魔崇拝者であるグローバリストたち(今回はこの表現で書く、イルミナティとほぼ同義語である。)が、数十年かけて準備していたことである。
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移動の自由は大事(記事No.77)
岸田文雄首相は12月24日、国内で新型コロナ・ウイルスの変異株「オミクロン株」の市中感染が相次いで確認されたことを受け、国民に対して、年末年始の帰省や旅行について「慎重に検討していただくようお願いする」と呼びかけた。自身も、年末に予定していた広島への帰省を取り止めると言う。いくら法的拘束力の無い要請に過ぎないとは言っても、首相の発言であり、大きく報道もされたことから、真剣に受け止めて、帰省や旅行を取り止めることを考える人も多いのではないだろうか。
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さらに緊張高まるウクライナ情勢(記事No.76)
毎日新聞の2021年12月22日付電子版が報じたところでは、ロシアのプーチン大統領は、12月21日、同国国防省の会議で、「西側諸国が攻撃的路線を続けるなら、軍事技術的な対抗措置を取る」と警告した。12月17日に公表した、米露2国間の条約案や北大西洋条約機構(NATO)との協定案について、西側諸国が受け入れるよう、重ねて圧力をかけたと見られる。ウクライナとの国境地帯には、既に17万人から最大26万人規模と言われるロシア軍地上部隊が集結し、戦闘準備がほぼ完了していると見られる。
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米露戦争勃発の危機(記事No.75)
アメリカとロシアの関係であるが、ウクライナを巡り緊張が高まっている。ロシア政府は2021年12月17日、緊迫するウクライナ情勢を緩和させるための条件として、北大西洋条約機構(NATO)の東ヨーロッパでの活動を大幅に縮小するよう求める、米露2国間条約案を示した。ウクライナとの国境地帯に、17万人とも見られる地上部隊を集結させているロシアが、来年1月にもウクライナに侵攻するのではないかと懸念されている。しかしながら、NATOがロシアの要求に応じる可能性はほとんど無いと見られている。アメリカなどNATO側も、ウクライナに武器を供与していると言われており、ロシアとしても強硬姿勢を崩せない状況である。ウクライナは旧ソビエト連邦の一部であり、ロシアとは歴史的、文化的、宗教的にも緊密な関係があった。
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日本だけが貧しくなるのは何故か(記事No.74)
東京新聞の2021年12月15日朝刊1面トップに、「借家追われる危機急増』と言う見出しで、自治体が生活困窮者に対して家賃を補助する、「住宅確保給付金」の支給件数が、昨年比で約34倍に激増したとの記事が掲載されていた。コロナ禍対策で、休業などによる減収の場合にも適用出来るようにした、利用条件緩和の影響もあるとのことだが、経済的に追い詰められている人々が増加していることは確かであろう。
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魂に響く音楽(記事No.73)
今日12月15日の午後、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホールで開催された、フジコ・ヘミング氏のコンサートを、妻と次男と一緒に鑑賞して来た。フジコ氏は、本ブログ記事No.43「ある老ピアニストのこと」で書いた、今月で89歳となったピアニストである。スウェーデン人建築家の父と日本人ピアニストの母を両親として、ドイツ・ベルリンに生まれた彼女は、母の指導で幼少の頃よりピアノを習い始めた。10歳の時、ロシア生まれのユダヤ系ドイツ人ピアニストである、レオニード・クロイツアー氏に師事し、彼をして、将来世界中の人を魅了するピアニストになると予言させた。その後の彼女の軌跡は、先の記事でも書いたとおり、波乱万丈の人生であった。
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国際的医療犯罪者たち(記事No.72)
オーストリア政府はヨーロッパで初めて、2022年2月より、12歳以上の全住民を対象とした新型コロナ・ワクチン接種の義務化に踏み切る方針とのことである。同国は、11月20日より20日間の都市封鎖(ロックダウン)を再び実施している。ロックダウン解除後も、ワクチン未接種者に対する外出制限は継続されると言う。オーストリアも、記事No.70「風前の灯となったオーストラリア」で書いた、オーストラリアと似たような状況のようである。また、ドイツでも、同様の政策が導入されようとしている。まるで、ナチスの亡霊が甦ったかのようではないか。
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真珠湾を巡る奇蹟の物語(記事No.71)
今年12月8日は、日本海軍による真珠湾攻撃から80年が経つ日である。それは、日米開戦の日でもあった訳だが、武力衝突が始まる少なくとも20年以上前から、両国は戦争へ向けて突き進んでいた。戦争準備という点では、アメリカの方が先を進んでおり、既に1920年代には、対日戦争を想定した、オレンジ計画と呼ばれる作戦計画が立案されていた。国としての歴史がより古い日本よりも、はるかに歴史の浅いアメリカの方が、長期的な視野に立って国家戦略を策定していたのである。当時も今も、その違いは変わっていない。
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風前の灯となったオーストラリア(記事No.70)
2021年12月4日(土)午後、世界各地でオーストラリアにおける国家的人権侵害に対する抗議デモが開催された。日本でも、東京都港区三田のオーストラリア大使館前に、動員ではなく自発的な参加者である200人以上の人々が集結し、同国の強権的な国民統制に対して抗議の声を上げた。日本ではほとんど報道されることは無いが、オーストラリアでは、COVID-19と称される新型コロナ・ウイルスの蔓延防止対策を名目に、人権無視の強圧的なワクチン接種キャンペーンが展開されており、非接種者は社会的な自由を次々と奪われている状況である。
「また、小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右手か額に刻印を押させた。そこで、この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようになった。この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字である」(ヨハネの黙示録 13:16−17...
神は血の復讐をされる(記事No.69)
本ブログ記事No.66「寒い冬が来る」の中で少し触れたが、北海道旭川市や東京都町田市で起こった、学校でいじめを受けていた中学生と小学生の女子生徒が、自殺及び不審死に至った事件は、日本社会から愛が失われつつあることを象徴しているような出来事である。2021年12月2日の京都新聞夕刊社会面に、この内、旭川市の中学2年生女子凍死事件(正確には自殺と断定されていない)の被害者の母親を取材した記事が掲載されていた。共同通信の取材であるので、多くの地方紙に同じく掲載されていると思う。これまで断片的に報道されて来た範囲で概要を知っているので、「決死の叫び 学校届かず」の見出しが目に入っただけで、憤りが込み上げて来るのを禁じ得なかった。
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血筋の意味(記事No.68)
今上天皇ご夫妻の長女敬宮愛子内親王が12月1日、20歳の誕生日を迎えられた。公表された「成年の感想」の全文を読んだが、成年皇族として、自分に与えられた使命と務めを自覚した、平易な文章にまとめられながら、責任感と共に気品が伝わって来るようなメッセージであった。やはり、今上天皇ご夫妻によって育てられただけのことはある。特に、「両陛下をお助けしていきたい」との言葉は、大袈裟ではなく、強い使命感を持たれていることが分かる。私たち国民としては、愛子内親王が立派に成年を迎えられたことは、喜ばしいことであろう。
「すべての人をうやまい、兄弟たちを愛し、神をおそれ、王を尊びなさい」(ペテロの第一の手紙 2:17...
自ら良いものを壊す社会(記事No.67)
京都新聞2021年11月27日朝刊の1面トップ記事であるが、京都駅前に高さ約60メートルの高層複合ビル建設が計画されていると言う。計画は、駅前にある京都中央郵便局と隣接の立体駐車場を再開発するもので、2029年度以降の開業を目指し、日本郵便とJR西日本グループが共同で事業を進めるとのことである。計画地一帯は、京都市により新築建物は高さ31メートル以内の制限があるが、公共性と利便性に配慮した施設機能を充実させることで、高さ制限の緩和を受ける方針と言う。
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寒い冬が来る(記事No.66)
最近、朝夕は大分冷え込んで来た。昨年から今年にかけて経験した、京都での初めての一冬は、東京都心部や神奈川東部よりも寒かったが、色々工夫もしてどうにか耐えることが出来た。高村光太郎は、「冬が来た」の詩で、「冬よ 僕に来い、僕に来い 僕は冬の力、冬は僕の餌食だ」と詠んだが、とてもそんな気分にはなれないのが少し哀しい。京都市内でも、中心部より標高が数十メートル以上も高い地域であると、冬は平均気温が2、3度低く、雪が積もることも珍しく無いようである。タクシーなどは、12月に入ると、スタッドレスタイヤに交換するようであるが、一般車では少数派かも知れない。私も、昨年同様ノーマルタイヤで通すつもりなので、厳冬期には、東名や名神、新名神を利用しての北から東方面へのドライブは出来ない。
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預言カフェ訪問レポート(記事No.65)
昨日、お茶の水にあるキリスト教書店での買い出しを兼ねて、妻と日帰りで東京へ行き、かねてより一度訪問してみたかった、高田馬場にある「珈琲専門店 預言CAFE」に行ってみた。同カフェは、他に赤坂にも同じ系列店があるが、アライズ東京キリスト教会牧師でもある、吉田万代氏が立ち上げた店である。「珈琲専門店」とあるように、店で使用するコーヒー豆は、厳選した生豆を仕入れ、自家焙煎しているそうだ。しかし、同カフェが他のコーヒー専門店と決定的に異なるのは、希望する客に対して、店内で「預言」を行なっていることである。
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修学旅行来たる(記事No.64)
京都は、言わずと知れた修学旅行のメッカである。かく言う私も、高校の修学旅行は京都・奈良であった。もっとも、私と友人たちは、寺社にはほとんど興味が無かったので、班行動の時間には、見学は早々に切り上げて喫茶店に入り、当時よく置いてあったテーブル型のゲーム機で遊んだことを思い出す。夕方に錦市場を皆で歩いた時は、混雑していて、楽しむどころではなかった。現代の修学旅行生は、班行動ではタクシーに分乗して巡る学校もあると言うから、便利になった反面、見学をサボることは出来そうに無い。その修学旅行生であるが、昨年4月から今年8月くらいまで、京都では全くと言えるほど見かけなかった。
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日本社会の現況について(11月13日現在)(記事No.63)
今週は、調停で裁判所に出頭したり、出張で福岡に行ったりと、何だかせわしなく、ついブログ記事の更新間隔が開いてしまった。引き続き、強い関心を持って注視していることに、パンデミックやワクチンに加え情報を武器として、世界中の民衆に戦争を仕掛けている、世界統一政府樹立を図る者たちの動きがある。また、独裁体制をさらに強化しようとしている、中国の習近平政権の動きも気がかりではある。しかし、それらのテーマを一度に取り上げることは、話が広がり過ぎ、記事も長文になることから、機会を改めて書くこととしたい。今回は、ここ最近の日本社会の状況に照らして、何点か思ったことと、今後の見通しを含めた分析と意見を書いてみたい。
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韓国系異端宗教を警戒せよ(記事No.62)
本ブログ記事No.28「カルトに注意」に書いた、以前所属していた教会で知り合った、70歳くらいの女性から、先日メールが送られて来た。何でも、今世界中で見られているYoutube番組を、是非見て欲しいとのことである。彼女がキリスト教系カルトにのめり込んでいると知っていたが、具体的にどのような団体か分かると思い、送られて来たアドレスをクリックしたところ、案の定、韓国系異端宗教である新天地の動画であった。...
九転十起生(記事No.61)
数日前、法人会の会合に出席した際、会社が保険契約で付き合いのある、大同生命の営業員と立ち話をした。大同生命は、全国の法人会と提携し、中小企業向け団体保険などを主力商品として扱っている生命保険会社である。近年は、個人向け保健の分野では、どこもネット販売に力を入れているが、企業・団体向け分野では、担当営業員が直接アプローチすることが多い。多くが男性であるソニー生命は別として、営業員は圧倒的に女性の比率が高く、大同生命も同様である。昔、「日生のおばちゃん」と言うテレビCMが流れていたが、今は、保険のおばちゃんならぬ、セールスレディと言うのか。
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真理は私たちを自由にする(記事No.60)
今日10月31日は、衆議院選挙の投票日である。私は、数日前に、妻と期日前投票を済ませて来た。京都に移り住んでから、初めての選挙権行使である。昨年は、2月に市長選挙があったのだが、当時は東京に住んでいたので部外者であった。もし、京都市民であったなら、決して現職の門川市長には投票しなかったとは言える。それほど、門川市政は碌でもないものと実感している。今回は国政選挙であるから、日本の今後最大4年間の国家運営を委ねても良いと思える、候補者や政党に投票する訳である。自分の支持できる候補者や政党が無い場合もあるだろうが、その場合でも、批判票であったとしても、投票することが国民の権利であると同時に義務であろう。私は、棄権は白紙委任と同じであり、健康上の支障でも無い限りは、必ず投票に行くべきだと考えている。
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深く考えないことの末路(記事No.59)
昨日から今日にかけて、札幌に出張して来たのだが、日中は気温が17度近くもあり、歩くと少し汗ばむ程であった。新千歳空港に到着した時には、ほとんど陽が落ちていたので、空港から札幌に向かう快速エアポートの車窓からは、外の景色は夕闇に紛れていた。帰路は昼間であったので、空港に向かう列車の窓外には、所々紅葉の林が美しく過ぎて行った。北海道は、真冬を除けば過ごし易く、自然豊かで魅力的な地である。最近言われるようになった、ワーケーションを、夏から秋にかけての北海道で実践出来たらと願ってもいる。
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分断して統治せよ(記事No.58)
衆議院選挙が公示され、各地で政党や候補者による選挙運動が繰り広げられている。いつの頃からか、日本では、選挙公約は破られることが普通になってしまい、マスコミはもちろんのこと、有権者も公約不履行に対してあまり厳しい目を向けなくなってしまった。であるから、選挙公約の実質とは、政党が真面目に実現を図るべき、国民との約束ではなく、単なる政治的スローガンのようなものであろう。そうは言っても、各政党の公約には、日本をどこへ導こうとしているのか、そのメッセージを読み取ることは出来る。
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ある鐘にまつわる話(記事No.57)
京都に移り住んでから1年半ほどになるが、この街の良い面と悪い面、好きな部分と嫌いな部分など、次第に明確に認識出来るようになった。否定的な面も多くあるが、それらを書くと、拙文を読んでくださる方の徳を高めるとは限らないので、今回は、肯定的な面の1つを取り上げたいと思う。その京都の良い点、魅力的な点の1つとは、散歩に適した場所が多くあることである。今朝は、右京区花園の近くに用があり車で出かけたのだが、時間が少しあったので、車を駐車場に停めて周辺を散歩してみた。冷涼な秋風が吹いていたが、陽が出ていたこともあり寒くはなく、散歩日和であった。
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血の責任(記事No.56)
一昨日、夕方に用件があった東京に向かうため、京都駅13時1分発新幹線に乗車した。ところが、滋賀県内を走行中に車内放送があり、豊橋駅で線路に立ち入った人が列車に接触したため、私の乗車していた新幹線も途中で止まるという。程なくして、列車は停止、暫くしてから岐阜羽島駅まで移動し、そこで運転再開を待つと言う。停車中に何回か車内放送があったのだが、その度に運転再開予定時刻が延びて行った。ようやく運行を再開したものの、今度は先行列車で急病人が出たため救護活動中とのことで再度停車し、結局約4時間遅れとなった。
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預言的ミニストリー(記事No.55)
昨日、東京都内にある教会で奉仕をさせていただいた。礼拝メッセージ(説教)と、礼拝後には希望者に対して個別に祈る時を持った。祈りの時間には、その教会の牧師同席のもと、礼拝堂の片隅で順番に祈らせていただいた。私たち新約教会では、牧師などの教役者が兄弟姉妹のために個別に祈る時には、しばしば個人預言が伴う。私自身は預言者ではないが、そのような機会には、預言的賜物を用いて務め(ミニストリー)を行う。昨日も同様であり、祈りと個人預言がセットであった。
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誰の力によるのか(記事No.54)
先週、ある有名女子大総長の講演を聞く機会があった。自ら積極的に参加を申し込んだとは言えないのだが、仕事絡みで案内され出席して来た次第である。講師は、長く官僚を務め、その後大学教員となり、トップに上り詰めた優秀な女性である。講演のテーマを書くと、その人が誰だか分かってしまうかも知れないので、その部分には触れないことにする。なぜなら、はっきり言って、話の内容は面白く無かったからである。私大総長という公人ではあるが、政治家や官僚のような公職者では無いので、一方的な批判は控えようと思う。
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暗殺者の影に(記事No.53)
最近、東京都内の駅や鉄道などで、通り魔事件が相次いで発生している。昨日も、上野駅構内で、男性2人が相次いで男に刺され負傷する事件があった。報道によれば、40代の犯人と、被害者2人には面識は無かった...
のらくろが走る(記事No.52)
数日前、首都高速道路を車で移動中、車体に「のらくろ」の顔が描かれたトラックが走っていた。のらくろとは、もちろん、同名の漫画に登場する主人公の犬のことである。「丸運」との屋号か社名かが表示されていたので、早速調べてみると、創業129年にもなる老舗運送会社であった。のらくろの絵は、同社のアイドルマークとして、1981年に導入されたそうである。
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辛亥革命110周年と孫文(記事No.51)
今年10月10日は、中国で辛亥革命が起きてから110年となる記念日である。この日は、中華民国建国記念日であり、台湾では双十節として祝われている。1911年のこの日、孫文らを指導者として武装蜂起した...
地震列島に住まう(記事No.50)
10月7日の夜、久しぶりに少し強い地震が首都圏を襲った。その時、私は横浜市内のホテルに滞在中で、そろそろ休もうかとベッドに入ったところだったが、携帯電話のエリアメールの音と揺れの始まりがほぼ同時に...
日本人とは誰か (記事No.49)
2021年のノーベル物理学賞を、愛媛県出身で米国プリンストン大学上席研究員の、真鍋淑郎氏が受賞することが決まったとのことである。新聞に、日本人のノーベル賞受賞者は28人目と書いてあったが、よく読むと、真鍋氏は米国籍だと言う。細かいことを言うようであるが、それなら、正確には、日系アメリカ人と書くべきだろう。シュクロウ・マナベ氏とまでは、無理に書かなくても良いとは思うが。日本人の両親から生まれたなら、出生時には確かに日本人であるが、成人後に自分の意思で外国籍を取得したなら、その場合は日本人とは言えないのではないか。
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携挙は近いのか?(記事No.48)
今日は久しぶりに、横浜の主に在る姉妹(クリスチャン)のゲストハウスにおいて、少人数の特別集会を持った。「二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもその中にいるのである。」(マタイによる福音書 18:20)とのイエス・キリストの約束のとおり、神の目においては、人数の多寡ではなく、神を愛する人々が集っていることこそが重要である。礼拝メッセージでは、終末時代を生き抜くために、欺かれずに歩むことについて語らせてもらった。...
サーバント・リーダーシップ(記事No.47)
自由民主党の新総裁に、岸田文雄氏が選任された。岸田氏は、祖父の代から数えて3代目の政治家である。岸田氏が会長を務める宏池会は、池田勇人氏が設立した、自民党で最も古い派閥である。宏池会のある議員による岸田評は、人の意見を受け止めるタイプのリーダーであると言う。私は昨年、岸田氏の講演会に参加したことがあるのだが、その時の印象は、真面目そうではあるが、総理・総裁を目指すには、もう少し情熱が伝わるような話し方をするべきでは、というものであり、正直あまり魅力的な人物とは思えなかった。...
スイスよ、お前もか(記事No.46)
報道されているところでは、9月26日にスイスで、同性婚合法化の是非を問う国民投票が実施され、賛成が64.1パーセントと多数を占めたという。今後は、法改正手続きが進められ、同国では同性婚が合法となる見通しである。同性婚は、2001年にオランダで法制化されたのを皮切りに、現時点で、一部の州で認められている米国を含め、29ヵ国で合法とされているそうである。...
タクシー・ドライバー(記事No.45)
仕事柄あちこちに移動することが多く、また、新型コロナ感染予防で満員電車を避けていることもあり、タクシーに乗る機会が多い。タクシーに乗るたび、余程の近距離でない限り、少しでもドライバーと会話をすることにしている。ドライバーは、地元の様々な情報を知っているからである。特に、昨年京都に移住してからは、市内の地理などを覚えたいということもあって、乗るたびにあれこれ質問したりしている。新幹線で帰京した際には、たいてい京都駅八条口からタクシーに乗るので、個人タクシー・ドライバーで3、4人顔馴染みも出来た。...
ポイント・オブ・ノー・リターン(記事No.44)
暑さも少しずつ和らぎ、日によっては過ごし易くもなって来た。国内の新型コロナ・ウイルス感染者数も、PCR検査数のコントロールのためか、あるいは、季節的な要因からか、このところは減少傾向が続いている。この1年数ヶ月の間、私たちは、いつになったら元の社会に戻れるのかと言って来た訳だが、どうやら、戻れるのかどうか怪しくなって来たようである。
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ある老ピアニストのこと(記事No.43)
皆さんも名前を聞かれたことがあるかも知れない、フジコ・ヘミングというピアニストがいる。1932年12月生まれとのことであるから、今88歳である。コロナ流行以前は、毎年世界各地でコンサートを開いていたが、現在は専ら国内で演奏している。そのような中で、10月から国内ツアーを予定しているという。今回は計16本のツアーとのことで、追加公演もあるそうだ。私も、12月15日に滋賀県大津市で開催される、彼女のコンサートを聴きに行きたいと思っている。
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満州事変に学ぶ(記事No.42)
今日、9月18日は、90年前に満州事変が勃発した日である。上皇は天皇在位当時の2015年の新年に際して、満州事変に始まる戦争の歴史を十分に学ぶことが大切である、と国民に対してメッセージを発せられた。90年前の事変勃発当時、日本は日露戦争後のポーツマス条約によりロシアから譲渡された南満州鉄道を経営し、その線路の中心から左右20メートルずつは、満鉄付属地として日本の管理下にあり、日本軍守備隊が警備していた。満州に派遣されていた日本軍、関東軍は、満鉄を足掛かりに、支配圏の拡大機会を伺っていた。そのような状況の中で発生したのが、南満州鉄道爆破事件、即ち柳条湖事件であった。爆破事件を中華民国軍による破壊工作と断じた関東軍は、翌日までに、奉天(現瀋陽)、長春(後の新京)などの都市を占領し、陸軍省もこれを追認した。しかし、この鉄道爆破は、3年前に起こった張作霖爆殺事件と同様に、関東軍参謀らが首謀した破壊工作であったことが、後に判明している。
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技能実習生と日本人(記事No.41)
数日前、技能実習生として来日した、2人のベトナム人実習生と話す機会があった。彼らは、関西のとある街で生活をギリギリに切り詰めて暮らしながら、建設現場で働いているとのことだった。技能実習生に志願したことは彼ら自身の選択であるが、職場環境の実態を聞くと、悲惨なものであった。何でも、現場の日本人同僚から、しばしば殴る蹴るの暴力を受けることがあると言う。現場監督か職人かは知らないが、実に人間味に欠けた者たちである。職場を替えたくとも、職種の移動制限があるため、そう簡単では無いそうだ。
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あれから20年(記事No.40)
アメリカ時間で9月11日は、20年前に同時多発テロ事件が発生した日である。振り返ると、あっという間の20年間だったようにも感じる。当時私は、在日米軍に勤務していたが、職場のあった基地が緊急閉鎖され、翌日は自宅待機命令が出た。非常呼集が掛ってもおかしくないと思っていたので、ある意味拍子抜けであった。2日後に出勤すると、基地には完全武装した米兵らが歩哨に立ち、それまで丸腰だった日本人警備員も小銃を携行するなど、雰囲気が一変し臨戦態勢になっていた。その後、世界規模対テロ戦争を旗印に、現地従業員でしかない、私たちの仕事の中身にも変化があった。
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完全な愛は恐れを取り除く(記事No.39)
現在21都道府県を対象に発令中の緊急事態宣言が、2、3週間程度延期されようとしている。日本人の大半が、新型コロナウイルス感染症流行に対する日本政府の対応は、昨年1月以来ずっと迷走を続けて来たように思っているだろう。私自身も、政府の対応だけを見るなら、当然そう思う。しかし、諸外国の、特に欧米を中心とした先進諸国政府の対応も、同様に際立った成果を上げていない事を見る時、このパンデミック状態は、意図的に継続されていると考えると、全てにおいて辻褄が合う。...
反乱の首領たち(記事No.38)
菅首相が、事実上の退陣表明となる、9月末に予定されている自民党総裁選挙への不出馬を発表した。前任者の安倍氏に続き、新型コロナ対策など山積する国内外の課題対処に匙を投げた、敵前逃亡に等しい突然の辞任となる。もっとも、元々首相職には不適任であった訳で、安倍氏より鈍感力が足りなかったということか。後継者レースに名乗りを上げている人たちの顔ぶれを見ると、私としては、石破氏一択と思えるが、党内政治力学の結果はどうなるであろうか?宗主国アメリカ意中の人物は、今名前が挙がっている人々の中にはいないと思えるが、本国の政争が鎮まる迄の間、取り敢えず後継首相の選任は、日本に任せるということかも知れない。
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