テレビでは、ニューヨークのツインタワーに旅客機が激突する映像が繰り返し放映され、当初は私も、イスラムテロリストの犯行と思いこんでいた。アメリカの防諜機関はテロリストらが入国した事実は把握していたはずであり、泳がせていたところ犯行の阻止に失敗したのか、というのが私の見立てであった。イスラムテロリストの存在自体は、紛れもない事実であり、民間人を標的にしたり、自爆テロを行うことは、彼らの常套手段である。その意味では、凶悪なテロリストとして、いかに困難であっても、根絶を目指さなければならないであろう。もちろん、力で対抗するだけでなく、テロリストを生み出す背景となっている、社会的諸問題の解決に取り組むことが不可欠である。もっとも、テロリストの存在が利益になっている者たちを、その権力の座から引きずり下さない限りは、この種のテロリストの根絶は出来ないであろう。
911同時テロ事件を巡っては、アメリカはじめ各国政府の公式説明に対して疑念を持つ人々も多く、中にはトンデモ論もあるだろうが、科学的な検証が伴う異論もいくつかある。それらの異論を総合するなら、ツインタワー及び隣接ビルの崩壊は、航空燃料による火災で鉄骨が熔解したのが原因ではなく、あらかじめ建物内部に仕掛けられた爆薬による、爆破解体で崩壊したと結論付けるのが合理的であろう。激突した旅客機は、遠隔操作されていた疑いが濃厚である。実行犯は、放置した自動車内にパスポートを残すような間抜けではなく、破壊活動の専門訓練を受けたプロの工作員らとしか考えられない。CIAとモサドの合同作戦であったという説があるが、本記事では、その点にはこれ以上は触れないこととしたい。今言えることは、情報機関には愛国者たちも多く存在するが、一方で、国家を超えた集団のために働く、獅子身中の虫らも存在すると言う事実である。これは、軍の上層部についても、同じことが言える。
アメリカは、正確に言えばアメリカに寄生してるグローバリストらは、マッチポンプ戦術を常套手段としているのは、歴史を振り返れば明らかである。第1次世界大戦においては、参戦に否定的な世論を覆すために、客船ルシタニア号がドイツ海軍の潜水艦に撃沈されるよう画策し成功した。第2次大戦では、日本に先に手を出させるよう仕向け、日本海軍の動きを把握していながら、あえて真珠湾を攻撃させた。ベトナム戦争では、北ベトナム軍の魚雷艇がアメリカ海軍の駆逐艦を魚雷攻撃したとして、本格的な軍事介入を開始した。いずれも、アメリカ国民の怒りが沸騰し、世論は開戦支持に転換したのである。911でも、同じパターンの戦術が効を奏して、世論は勧善懲悪さながらに、テロ実行犯とされた、オサマ・ビン・ラディン率いるアル・カーイダに基地を提供したとして、アフガニスタン攻撃を支持したのである。その後、2003年3月には、大量破壊兵器を保有しているとして、イラク侵攻に踏み切ったが、アフガニスタン侵攻以上のこじつけであり、あるはずの兵器は、結局最後まで発見されることは無かった。
もはや、作られたテロ事件と言っても過言ではない、911を契機とした、これらの戦争によって、戦争に参加した各国の軍人らは勿論のこと、それ以上に、アフガニスタンとイラク両国の一般市民に大量の犠牲者が出た。アメリカのブラウン大学の研究によれば、20年に及ぶ対テロ戦争の戦費合計は8兆ドル、戦争による死者は約90万人に上るという。個々の兵士たちの英雄譚はあれど、戦争自体は、本来戦う必要が無かったと言って良いだろう。多くの人々に傷を残した、911とその後の戦争であるが、それらを計画し実行した者たちは、莫大な経済的利益を得ると共に、彼らの世界完全支配計画を着実に前に進めたのである。
それでは、「彼ら」の正体は何であるか。私たちは、自己防衛と共に、邪悪な計画を阻止するためにも、「彼ら」がどんな連中であるか、知っておくべきであろう。先に、「グローバリスト」という名称を使ったが、彼らは多くの通称で呼ばれて来た。「軍産複合体」、「ディープステート」、「カバール」などがそれである。それぞれを円とするなら、全ての円が重なり合う中心部がある。それが、「彼ら」の、言わば本尊であり、ラスボスである。その中心部に位置する者は、ロスチャイルド家である。これは、私の憶測などでは無く、諸国の数多くの優れた研究によっても明らかにされている、既知の事実と言えるだろう。そして、「彼ら」のことは、聖書が明確に指摘している。
「サタンの集会に属し、自分はユダヤ人であると言う者たちには、こうしよう。実は、彼らはユダヤ人ではなく、偽っているのだ。見よ、彼らがあなたの足元に来てひれ伏すようにし、私があなたを愛していることを彼らに知らせよう」(ヨハネの黙示録3:9・聖書協会共同訳)
この聖句が指し示す、「彼ら」については、律法主義のユダヤ人という解釈や、真の信仰を持っていない見せかけだけのクリスチャンという理解もある。黙示文学の形式ゆえに、それらも決して根拠が無い訳ではないが、ここは、字義どおりに解釈するとしよう。そうすると、過去から現在まで、世界で起きて来た事と見事に符合するのだ。この聖句が言う、偽りのユダヤ人とは、血統的にユダヤ人では無く、信仰的にもユダヤ人では無く、悪魔を崇拝する者たちのことである。血統的にと言うのは、ユダヤ人はアブラハムの子孫であり、つまりセム系民族であるのだが、それを基準にするとである。信仰的にと言うのは、キリストを彼らの待ち望むメシア(救世主)と受け入れているか、あるいは、そうで無くとも、(旧約)聖書が預言している、メシアの到来を待ち望んでいるか否かである。決定的なのは、悪魔を崇拝していることであり、古代から現代に至るまで、脈々と続く悪魔教が御伽噺では無く、現実に存在していることと符合している。彼ら悪魔教徒たちは、西洋諸国を中心に、諸国の政府、企業、宗教組織、大学など、各界に広範囲に浸透している。いや、それらを牛耳っている、という言葉で表現するべきかも知れない。
念のため言っておくが、私は、決して反ユダヤ主義では無く、それどころか、真のユダヤ人は遠い兄弟のように思っている。日本人のルーツには、ユダヤ人も大きな流れとしてあると思うからだ。いわゆる失われた10支族(部族)の本隊は、日本に到来したと考えている。警戒すべきは、聖書が示している、偽ユダヤ人の悪魔崇拝者たちである。私たちは、彼らが現実の存在であると認識し、彼らの謀略を見抜き、掌の上で踊らされない様に、思慮深くあるべきだろう。知識を得るために学ぶ必要はあるが、彼らの術中に陥らないための知恵は、全て聖書と聖霊から得られる。この世界が邪悪な者たちに支配されているとしても、神の遠大な計画の中で暫くの間だけ許されているに過ぎない。私たちが、全能の神の側に行くならば、神は喜んで私たちの側に立ってくださる。そして、私たちを愛しておられることを、「彼ら」に対して明確に示されることだろう。