TRANSLATE

GlobalNavi

AD | all

世界の動きを見ながら再臨信仰を確認する(記事No.78)

 2021年は、あと1日と数時間で過ぎ去るが、今年も世界には多くの変化があった。それらの変化のほとんどは、世界の支配者層に属さない、私たち大衆にとっては、有益なものでは無かった。その最たるものは、作られた新型コロナ・パンデミックの継続と、それに伴う世界的なワクチン接種キャンペーンであり、それらの結果もたらされた、自由な社会の崩壊であったと思う。取り分け、西ヨーロッパ諸国やカナダ、オーストラリアなど、これまで自由社会の砦であったような国々が、あっという間に全体主義的な政策を強力に推し進めるようになったことは、そのスピードにおいて、私自身の予測を越えていた。もちろん、それら諸国に寄生する悪魔崇拝者であるグローバリストたち(今回はこの表現で書く、イルミナティとほぼ同義語である。)が、数十年かけて準備していたことである。

 また、各地で戦争が近づいていると思わざるを得ない状況があった。アジアでは、中国の台湾に対する恫喝がエスカレートする一方であり、中共政権は台湾を武力併合するという野望を隠そうともしない。中国は、これまでに併合したウイグル、チベット、内モンゴルなどにおいて、以前より同化政策を進めているが、近年では、民族浄化に等しい手法を導入している。中共政権は人類の敵と言うにふさわしいが、情け無いことに、日本の政治家、官僚、企業人、教育関係者、報道関係者など、社会的影響力を有する人々の中には、中共のハニトラ、マネトラに籠絡されて、あるいは、ビジネス上の利益のため、人道に対する犯罪には目を瞑る者たちもいる。日本では、北朝鮮が最大の軍事的脅威であるように報道される傾向があるが、実際は、日本周辺で最も戦争を起こす可能性があるのは中国であり、彼らが台湾侵攻作戦を発動する時は、ほぼ確実に日本領域の一部も戦争区域となり、尖閣諸島や先島諸島は奪取されると考えてよいだろう。

 ユーラシア大陸では、本ブログ記事のNo.75とNo.76でも書いたように、現在ウクライナ情勢を巡り、米欧とロシアの対立が深まっている。北太平洋条約機構(NATO)の東方拡大を図る米欧に対して、ロシアは戦争覚悟で拒否の姿勢を貫いており、来年1月上旬に実施されると言われる米露の協議が決裂すれば、ロシアは時を置かずに、ウクライナを軍事制圧する動きに出るだろう。どこかの段階で歯止めが掛けられなければ、その行き着く先は、米露の直接軍事衝突であり、第3次世界大戦である。アメリカはオバマ政権当時、シリアの反政府勢力を支援してアサド政権の転覆を図ったが、同政権の要請を受けたロシアのプーチン大統領は、ロシア正規軍をシリアに派遣して軍事介入を実施し、アサド政権は崩壊を免れ、シリアの分裂は回避された。自国の勢力圏が侵害されれば、躊躇うことなく軍事力を行使するのが、プーチン政権の方針である。

 冒頭に記した新型コロナ・パンデミックやワクチン接種キャンペーンとも密接に関連するが、昨年から今年にかけて、GAFAやGAFMAなどと呼ばれる巨大IT企業による、情報空間寡占化の弊害が明らかになった。GAFAとは、Google(グーグル)、Apple(アップル)、Facebook(フェイスブック=メタと社名変更)、Amazon(アマゾン)のことを指し、GAFAの4巨大IT企業にMicrosoft(マイクロソフト)を加えて、GAFMAと言われる。彼らは、例えば、新型コロナ・パンデミックと新型コロナ・ワクチンに関する疑念などのコンテンツを、情報空間から排除するなどして来た。グローバリストの情報通信部門としての面目躍起であり、政府やマスコミとも連携しながら、情報統制と個人情報収集・管理の役割を担っていることが分かる。AI化の隠された狙いもそうであるが、来るべき世界統一政府樹立に向けて、彼らの究極の使命は、人類奴隷化のための技術提供であろう。

 このような世界の情勢を見ると、どうしても悲観的な近未来を予測してしまう。このまま進めば、来年中にもヨハネの黙示録が預言する7年間の患難時代が始まる可能性が小さくない。しかし、希望もある。全体主義的な政策を矢継ぎ早に打ち出している国々でも、民衆に牙を剥く政府に対して、多くの人々が大規模な抗議行動を続けている。ワクチン強制を人道に対する罪として、国際刑事裁判所に告発する動きもある。グローバリスト側としては、世界の民衆の反撃により彼らの計画が頓挫させられるより先に、全体主義体制を固めようと躍起になっている。数においては、民衆の方が圧倒的多数であり、それゆえ、人々が覚醒してしまわないように、情報空間における攻撃を強めている。彼らとしては、数十年前からの、いや恐らくは100年以上前からの、3次の世界大戦を含む人類支配完結に向けての計画の仕上げの段階である。家畜にも等しい大衆に計画達成を阻止されないよう、彼らも今必死である。

 今、私自身もそうであるが、世界中で多くのクリスチャンが、主イエスの再臨が近いことを感じている。30年ほど前、韓国ソウルにあるヨイド純福音教会の日本語礼拝で、ハレルヤおばさんと呼ばれていた、崔子実牧師が流暢な日本語で、「主再臨今夜かも知れない。」と語った言葉が今でも印象に残っている。同様のメッセージは、その前にも、その後今に至るまでも、国内外の多くの説教者から聞いて来た。私の終末理解は、患難末期携挙説であるので、今夜携挙が起こる可能性は考えられない。しかし、現在の世界の動きを見ると、イエスが再び来られる日が近いことは疑い無い。来年は、いよいよ、この世界がどちらに進むのか、分水嶺の年となるだろう。もちろん、世界中の民衆の力が、グローバリストらの攻撃を撃退することを期待している。何よりも、全能の神の介入により、敵の企てが打ち砕かれることを願っている。どうなるにせよ、神の私たちに対する守りがあることに変わりは無い。主を待ち望みつつ、間も無く来たる新しい年を迎えたい。

「だから、兄弟たちよ。主の来臨の時まで耐え忍びなさい。見よ、農夫は、地の尊い実りを、前の雨と後の雨とがあるまで、耐え忍んで待っている。 あなたがたも、主の来臨が近づいているから、耐え忍びなさい。心を強くしていなさい」(ヤコブの手紙 5:7−8 口語訳)