ところで、テスラの創業者でありCEOのイーロン・マスク氏は、これまでインタビューや自身のSNSで、人口問題は人類にとって環境問題以上の深刻な問題であると指摘している。中でも、日本のことは、人口減少の代表例として度々言及しており、平均的な日本人以上に、危機感を持っていることが伝わる。なぜ、当の日本人の中で、人口問題を真剣に訴える有名人がほとんどいないのか?巷には、この種の問題を取り上げている本やネット記事も多数あるので、自分で調べれば良いのだが、テレビや新聞でしか情報を得なければ、事の深刻さがよく分からないとは思う。
何度も同じようなことを書いてしまうが、現在進行中の人口急減は、国の根幹を揺るがすような重大問題であり、国民一人一人の人生にも直接間接に影響を及ぼす事柄である。時に、岸田自公政権は、防衛費の大幅増額方針を打ち出したが、守るべき国民の数が急減していることは、戦時下に等しい重大危機である。こちらの危機対応への予算は、なぜ大幅に増やさないのだろうか?(答えは、宗主国や既得権益集団への利益供与が優先されるから、と思うが。)人口減少は、現在の社会システムの維持が困難になることでもあり、年金や健康保険は破綻するか大幅に制度改悪されるほか無い。当然、各種行政サービスは維持困難となり、道路や上下水道など社会インフラは荒廃する。大都市にはスラム街が生成され、治安の悪化も必定である。政府は、人口の自然減を社会増で補おうと、移民を増加させるだろうから、文化や社会の様相も大きく変わるだろう。
現在進行中の人口急減の原因については、本ブログ記事No.145「人口急減中の日本」で私の分析を書いたので、読まれていない方は、是非ご覧いただきたい。だが、実際的な状況の背後には、しばしば霊的な理由が存在する。単に、国家指導者らが神を信じず暴政を敷いて来たというだけなら、中国のように、共産主義政府の統治下で人口が大幅に増加した(既に過去形だが。)事例もあり、人口急減の霊的理由としては弱いと思う。トンデモ論のようではあるが、私は、日本人の多くがユダヤ人のルーツを持っていることが、その大きな理由であると考える。厳密には日猶同祖論とは違うが、日本人の祖先には、中東からシルクロードと中国、朝鮮半島を経て、また、一部は東南アジアを経て海路を渡り、日本列島に到達したユダヤ人らがいたと思う。彼らは、古代日本において、指導的な集団となり、この国を形造った。
旧約聖書には、ユダヤ人が神に従った時、大きな祝福を受け敵対国家を退けたが、彼らが神に叛いた時、敵対国家に破れ捕囚となるなど、大きな試練に遭ったことが記されている。日本人の多くが、天地万物を創造された真の神に叛き、たとえ意識せずとも心に記されている、神の民としての律法に従って来なかったことが、人口急減という裁きを招いているのではないだろうか。また、悪魔と悪霊どもにとっては、聖書の民であるユダヤ人の子孫である日本人は、絶滅させる対象とされていると思う。過去の歴史の中で、偽ユダヤ人ではない真のユダヤ人が、迫害や虐殺の対象とされて来たのと同様である。私は、今でも日本の再生を信じ期待しているが、その前に、国家的、民族的試練を通過することになると思う。残念ながら、この国は一旦滅亡し、その後再建されることになるのではないか。ただし、再建の地が日本列島とは限らず、遠い中東の地の可能性もあるが。
「わたしはエルサレムを瓦礫の山 山犬の住みかとし ユダの町々を荒廃させる。そこに住む者はいなくなる。 知恵ある人はこれを悟れ。主の口が語られることを告げよ。何故、この地は滅びたのか。焼き払われて荒れ野となり 通り過ぎる人もいない。 主は言われる。『それは、彼らに与えたわたしの教えを彼らが捨て、わたしの声に聞き従わず、それによって歩むことをしなかったからだ。』」(エレミヤ書 9:10-12 新共同訳)