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世界は欺瞞で満ちている(記事No.111)

 先月来日本でも連日報道されていた、ウクライナ南東部の港湾都市マリウポリの、アゾフスターリ製鉄所における攻防であるが、ついに地下に立てこもっていたウクライナ軍兵士らがロシア軍に投降した。マスコミ報道では当初、負傷兵らが「退避」を開始したとのことであったが、結局は誤魔化し切れず、「投降」との表現に変わった。BBCなどによる、ロシア占領地域への「移送」との報道も、捕虜になって「連行」されたと認めるに至った。「撤退」を「転進」と呼び替えて発表していた、かつての日本軍大本営発表は、ウクライナ政府によっても繰り返されている。今後、ネオナチのアゾフ部隊員など、民間人を虐殺した者らは、捕虜交換の対象とはならず、ロシアの軍事裁判で処断されることになるだろう。一部で囁かれている、捕虜の中にいたとされる、米英仏加などのNATO軍人については、ロシアの交渉カードであるから、公表されることになるかは未だ分からない。

 今年2月24日にロシア軍がウクライナ侵攻を開始して以来、日本を含む西側メディアの論調は、ロシアは一方的な侵略者の悪玉であり、ウクライナは果敢に抵抗している善玉という位置付けである。民間人の犠牲者は、ウクライナ政府の主張そのままに、全てロシア軍の攻撃や虐殺により生じたものとされている。それでも、世界の決して少なくない人々が、SNSや独立系メディアによって発信される情報によって、より真実に近い実態を知るに至っている。ロシアを戦争に引きずり込んだのは米英を中心とするNATO諸国であり、その手先となってロシア系住民を暴力的に迫害するなど、自国民を殺害して来たのがウクライナ政府やネオナチ勢力であることは、白日の元に晒されつつあると言えよう。今回のブログ記事は、この戦争を起こした者たちと、米露戦争や第3次世界大戦を引き起こそうとしている者たちの欺瞞について、改めて書こうと思い資料を読み込んだりしていた。

 ところが、別のテーマでインターネット検索をしていた時、もっと大きな、時代を超えたスケールの欺瞞について取り上げている動画を見つけた。聖書を信じるクリスチャンが制作していることが明らかなその動画は、「Eden Media」という名のYouTubeチャンネルであり、チャンネル登録者数 は8.94万人と中々の認知度である。あるいは、本ブログ読者の皆さんの中にも、既に観たことがある人もいるかも知れない。そこで、ウクライナについての話は、状況を見極めながら改めて書くとして、今回は、その大きな欺瞞について少し書いてみたい。なお、Eden Mediaには、今回紹介するテーマ以外にも、世の中の様々な事象を聖書から解き明かしている動画が多くあるので、興味のある方はアクセスしてみると良いと思う。ただし、本ブログ自体を含めてであるが、そこにある全てを鵜呑みにするのではなく、それぞれに吟味しながら視聴する(読む)ことが必要であろう。

 さて、その時代を超えたスケールの欺瞞とは、「木」に関することである。もちろん、木のことだけではなく、地球の過去の姿についての欺瞞であるが、代表例の1つとして、木をのことが挙げられると言うことである。現存する木の高さは、最高でも110数メートルである。しかし、ノアの箱舟で有名な、大洪水の前の地球には、想像を遥かに超える高さの木が生えていた。このことは、私も以前から聞いていた。大洪水前の地球環境は、今とは大きく異なり、生物の成長や生存に最適な環境が整っていた。アダムとエバが罪を犯したことにより、地上に呪いがもたらされてしまったが、それでも、地球環境は神の恵みにより守られていた。であるから、私も、高さ数百メートル級の木が生い茂っていたと思っていた。しかし、今回観た動画によれば、それどころではない、山々を越えるような高さの木が存在していたと言う。

「見よ、あなたは糸杉、レバノンの杉だ。その枝は美しく、豊かな陰をつくり 丈は高く、梢は雲間にとどいた」(エゼキエル書 31:3 新共同訳)


 それでは、その想像を絶するような巨木の痕跡は、どこに消えてしまったのか?それは、世界各地の山や岩のなかに見られるのだと言う。例えば、アメリカのワイオミング州北東部に、デビルスタワーという名の岩山がある。デビルスタワーは、1906年にアメリカ初のナショナル・モニュメントにも指定されている、奇怪な形状の岩山である。その生成の過程は、定説では、地下から噴出したマグマが冷えて固まり、長年の侵食によって現在の形になったとされる。標高は1,558mだが、麓からの高さは386m程である。頂上は、5,000平方メートル程の広さがあり、ほぼ平坦である。その形は、切り株にも似ているが、何と、巨木の切り株そのものであると言う。もしそうだとすれば、他にも世界各地に存在する、切り株状の岩山は、太古の巨木の化石なのだろうか?実は、その動画を見て思い出したのだが、私も、アメリカ留学中に、コロラド州にある3,000メートル程の山に登ったことがあり、言われてみると、巨木の切り株にそっくりな形状であり、その頂上は平坦な草地であった。皆さんの中にも、そうとは知らずに、かつて巨木であった山に登ったことがある方がいるかも知れない。

 今回、太古に地球上に存在していたであろう、巨木のことを少し紹介したが、これは隠された「真実」の一端である。他にも、私たちの常識を覆すような、幾多の真実が覆い隠され、もっともらしい説明付きで他のものに置き換えられている。誰が、何のために、真実を隠し、欺瞞によって人々に誤った知識を植え付けて来たのか。誰がとは、言うまでもなく、悪魔崇拝の地上の支配者たちによってであり、ラスボスは悪魔自体である。何のためにかは、神の創造の偉大さを人々が知ることがないようにであり、悪霊となった堕天使たちが、いかに人間に働きかけて、人類を欺いて来たかを悟らせないためである。欺瞞に満ちたこの世界であるが、真実を知る第一歩は、真の神、天地万物を創造された神を知ることである。そして、神からの天的な知恵と知識を求めることである。それでも、わたしたちは、この地上に生きている間に全てを悟ることは出来ないが、終わりの時代を生き抜くに必要な全ての知恵と知識とは与えられると思う。

「人々を恐れてはならない。覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはないからである」(マタイによる福音書 10:26 新共同訳)