TRANSLATE

GlobalNavi

AD | all

これから日本と世界に起こること(記事No.130)

 現在進行中の日本と世界の状況を観察していると、それぞれ異なる様々な動きが、1つのゴールに向けて進んでいるように思える。日本では、安倍元首相の国葬が、国民多数の反対を無視して強行されようとしている。国会の決議も無しに、法令の拡大解釈を根拠に行われる訳で、国民の意見などには耳を傾けないと言う、独裁国家さながらの乱暴な政治姿勢である。カルトに支援された自公政権の本質が、如実に現されていると言えよう。その一方で、第2次安倍政権以来加速した円安政策の「成果」により、日本円は対米ドル以外にも各国通貨に対しても軒並み円安が進み、資源や食料品などの輸入価格高騰により、じわじわと物価上昇が続き、国民生活は苦しくなって来ている。日本の為政者たちが、日本と日本人とを愛さず、外国の利益ばかりを優先する「売国者」であることは非常に残念であり、憤りを禁じ得ない。

 旧約聖書に記録されたイスラエル民族の歴史を見ると、王が創造主である神を畏れつつ政を行うとき、国は栄え安定し、民は幸福を享受している。だが、王が神を畏れず、偶像を崇拝して暴政を行うとき、国は不安定になり、民は苦しみ、やがて敵国に蹂躙される。翻って、現代の諸国はどうであろうか?日本だけでなく、歴史的にキリスト教の影響を強く受けて来た、欧米諸国においても、神に叛逆する為政者たちが多く存在する。国々に、神の裁きが下されるのは必然であろう。日本の場合は、そう遠くない将来、震災級の地震や噴火が起こると予想する。その時、再び原発事故が起これば、規模によっては、日本列島が広範囲に汚染され、多くの人々が故郷を失うことにもなるだろう。また、来年以降、食糧危機が起こる可能性がある。1994年に起きた米不足の再来であるが、今度は小麦など他の農作物にも及ぶであろう。米は精米だけでなく玄米でも備蓄し、塩、味噌、醤油なども十分蓄えておく必要がある。

 海外に目を転じるなら、ウクライナ戦争と新型コロナ・パンデミックという大きな要素が、世界中に影響を及ぼしている。ロシア軍は、侵攻以来終始ウクライナ軍を圧倒しており、小規模な戦闘でウクライナ側が勝利することはあっても、大勢は既に決している。NATO諸国の武器・弾薬供与がストップした時が戦争が終わる時でもあるが、彼らはウクライナ人がどれほど犠牲になっても、戦争を止めさせるつもりは、今のところ無いようである。侵攻を理由とした対ロシア制裁では、ダメージを受けているのは、制裁対象のロシアではなく、西側諸国、特に西ヨーロッパ諸国の方である。ロシアからの天然ガス禁輸により、それらの国々では、電気・ガス料金が急激に上昇しており、ロシア産天然ガスへの依存度が高かったドイツなどでは、規模の大小を問わず操業停止した工場が増加しつつあり、小規模店舗などは電気料金の高騰に耐えられず、閉店するところが続出していると聞く。ドイツで施行された新・省エネ規制では、企業や公共施設における冬期の室内暖房温度は19℃までとされた。スイスでは、一般家庭を含めた暖房温度規制が導入され、同じく19℃以下の制限が課せられることになり、違反者は罰金または最長3年の懲役刑に処せられると言う。自由主義の優等生であった諸国が、急速に全体主義的な色彩を帯びるように変貌しつつある。ショック・ドクトリンの、分かりやすい事例ではあるが。

 ウクライナ戦争を起こした者たちの意図は、ロシアの国力を消耗させるだけでなく、それ以上に、西側諸国を弱体化させることにあると思われる。そして、第3次世界大戦へと世界を導こうとしている。9月15日、ロシア外務省のザハロワ報道官は、「アメリカ政府がウクライナへの長距離ミサイル供給を決定すれば、レッドラインを超え、紛争の直接の当事者になる」と語ったが、これは射程300キロの短距離弾道弾ATACMSのことを指し、ウクライナ領内からロシアを直接攻撃可能である。アメリカの出方次第では、米露核戦争、すなわち、第3次世界大戦勃発の危機が再び高まるだろう。この他にも、イランの核開発に対して、1981年6月にイラクで建設中の原子炉を爆撃したように、イスラエルが空爆で阻止を図る可能性もあり、仮に実行されれば、中東発の第3次世界大戦となる可能性が高い。

 もう1つ、世界中に大きな影響を与えて来たのが、新型コロナ・パンデミックである。コロナ・ウイルスなど本当は存在しないと言う説もあるが、人工的なウイルスである可能性の方が高いと考えられる。少なくとも、中国・武漢のコウモリ由来のウイルスというのは、今となっては極めて怪しげな話である。世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が9月14日に発表したところでは、新型コロナ・ウイルスのパンデミックは、終息が視野に入ったとのことである。WHOは、2019年時点でアメリカが最大(15.9%)の資金拠出国であるが、2番目は、ビル&メリンダ・ゲイツ財団(9.4%)であり、ビッグ・ファーマーと呼ばれる大手製薬企業の影響力が強い組織である。新型コロナ・ワクチンで人々の命と健康を踏み台に、巨額の利益を得て来たこれら製薬会社であるが、コロナ・パンデミックの化けの皮が次第に剥がれつつあることで、サル痘か天然痘かは未だ分からないが、次のパンデミックへ移行する布石としての、今回のテドロス氏の発言であろう。

 さて、本記事の冒頭に、「1つのゴール」と書いたが、これは、世界統一政府の樹立のことである。これまで、本ブログでも度々書いて来たように、世界各国で指導的地位に就いている者たちや、多国籍企業を支配下に置く超富裕層らを中心とした、世界制覇を目的とする集団があることは、決して陰謀論ではなく、陰謀そのものが存在していると言うことである。彼らの中には、クリスチャンやユダヤ教徒を装っている者たちもいるが、実際は、ことごとく悪魔崇拝者たちである。神によって創造された人間は、自然の成り行きで罪を犯し堕落したのでは無い。最初の人アダムと彼の妻エバは、悪魔に誘惑されて神に叛く罪を犯した。悪魔は天使長の1人として神に仕えていたが、自分が神になろうとして、天から追放され地に投げ落とされた、3分の1の天使が、悪魔となったかつての天使長に従って、同様に天から追放された。時系列的には、その後も、人間の女性の美しさに欲情し、彼女らを妻とした堕落天使たちがいたことが、創世記第6章に記述されている。このことは、大洪水による世界の裁きの原因ともなった。

 今日の日本と世界の状況を見るとき、ノアの箱舟の物語としても知られる、大洪水の前の世界に似ているのではないかと思わされる。実在の生物(堕天使と人間の女のハイブリッド)としてのネフィリム(巨人)こそいないものの、人間社会の堕落した状況は同様ではないだろうか。そうなると、待ち構えているのは神の裁きであり、世界の破局である。私は、クリスチャンは世界に訪れる大患難の7年間を地上で守られる(患難末期または患難後携挙説)との聖書理解であるが、クリスチャンは大患難の直前に天に携挙される(患難前軽挙説)と考える人も多い。仮に患難前携挙説が正しければ、この世界は、いつ携挙が起こってもおかしくはない段階に来ていると思う。どちらの説が正しいにせよ、世界はもう、そこまで到達してしまっているのだ。神に立ち返り、その庇護のもとに入ることが、命を守るための最も確実かつ唯一の方法である。それは、イエスを救い主として信じることである。私は、日本に、世界に、再生と回復の機会が与えられることを祈っているが、世の終わりの時を定めるのは、父なる神の主権である。再臨のイエスは、もう門口まで来られているのかも知れない。

「人の子の現れるのも、ちょうどノアの時のようであろう。 すなわち、洪水の出る前、ノアが箱舟にはいる日まで、人々は食い、飲み、めとり、とつぎなどしていた。 そして洪水が襲ってきて、いっさいのものをさらって行くまで、彼らは気がつかなかった。人の子の現れるのも、そのようであろう」(マタイによる福音書 24:37-39 口語訳)