TRANSLATE

GlobalNavi

AD | all

イエスの御名の権威(記事No.96)

 読者の皆さんは、金縛りに遭ったことはあるだろうか?私は、子供の頃から今まで、2、3回くらいしか経験が無い。妻は、子供の頃から霊的に敏感で、しばしば金縛りにも遭ったそうである。そして、数日前の朝のことである、中2の次男が起きて来ると、夜中に突然金縛りに遭ったと言う。その時、「イエス・キリストの御名によって命ずる…」と、悪霊を退ける祈りをしようとしたが、声が出なかったと言う。咄嗟に、これなら声が出せると思い、「イエス様…」と必死に呼び求めたところ、瞬時に金縛りが解けたそうだ。

 ネット検索すると、金縛りの原因は、不規則な睡眠や過労、あるいは精神的ストレスなどとある。それらが原因の場合も多いとは思うが、一方で、霊的要因により起こる場合もある。俗に霊障と呼ばれることもある、霊的現象の1つである。2つの違いを見分けることは、そんなに難し事ではない。単に、睡眠中に体が急に引きつけを起こして動けなくなっただけなら、身体的・精神的要因により起こった可能性が高いだろう。しかし、何者かの声が聞こえてきたり、誰かが近くにいる感覚が伴うものであった場合、霊的要因により起こった可能性が高い。先ほど書いた次男のケースも、笑い声と溜息が聞こえて来たと言うことから、霊的要因のカテゴリーに属するものであり、悪霊による攻撃であったと思われる。次男が金縛りに遭った時、「イエス様」と呼び求めたが、その名を聞いた途端、悪霊は攻撃を続けることが出来ず、慌てて逃げ去ったと言う訳である。イエスの御名には、悪霊を退ける力と権威があることが、今回の出来事でも証明された結果である。悪魔や悪霊どもが、どれほどイエスの御名を恐れているのか。私たちが想像している以上であるのは確かであろう。

「七十二人は喜んで帰って来て、こう言った。「主よ、お名前を使うと、悪霊さえもわたしたちに屈服します。イエスは言われた。「わたしは、サタンが稲妻のように天から落ちるのを見ていた。 蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を、わたしはあなたがたに授けた。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つない。 しかし、悪霊があなたがたに服従するからといって、喜んではならない。むしろ、あなたがたの名が天に書き記されていることを喜びなさい」(ルカによる福音書 10:17−20 新共同訳)

 私たちにとって、イエスが神であり、主であるのなら、私たちには、イエスの御名を用いる資格がある。だが、私たちは、時には、自分にはその資格が無いと思ってしまう。信仰と確信を持って祈ることが、常に出来るとは限らない。自分の弱さや罪深さ、欠点や愚かさに目を留めるなら、自分には、イエスの御名を用いて、悪霊どもに命じる権威があるとは思えなくなってしまう。しかし、それこそ敵の惑わしである。真実は、イエスが語られたとおり、私たちには、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威が与えられている。私たちは、その権威を用いるべきである。そうすれば、私たちは、神の業を見るであろう。