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コロナ騒動の被害者たち(記事No.91)

 先週末、家族で、神戸にある馴染みのイタリアン・レストランで夕食を食べた。その店に通い始めてから、もうかれこれ10数年になる。ホテルオークラで洋食部門の料理長を務めていた知人より、神戸で開店した、新進気鋭のシェフの店があると紹介を受けたのが馴れ初めであった。以来、次男が3歳くらいの時からは、家族で年2、3回東京から訪れていた。大阪方面に出張の際は、わざわざ神戸に宿を取り、そのレストランで夕食を食べることにしていたし、取引先の接待にも使ったりした。今回も極上の料理を堪能し、会計を済ませた後、オーナーシェフが厨房から出てきて、4月末で店を閉じることにしたと話した。理由を聞くと、新型コロナ流行の影響で客が減り、これ以上持ち堪えられないと言う。話を聞いて驚くと同時に、このコロナ騒動を起こした者たち、また、自分たちの利益のために利用している者たちに対して、改めて心底怒りを覚えた。

 そのオーナーシェフは、若い頃ワーキングホリデーで訪れた南半球のある国で、将来レストランを開業したいと言う夢を持っている。もし、今般の閉店が、その夢が実現することに伴うものであったのなら、寂しいが嬉しいことでもある。私たち家族も、その国の彼の店を必ず訪ねるつもりである。彼は英語の勉強のため、AFN(米軍放送)を日常的に聴いていた。開業資金も、コツコツと貯めていただろう。その長年の努力が、ここ2年のコロナ騒動と、日本政府や自治体の対応の誤りにより、一時的にせよ、頓挫させられてしまった。飲食店に休業や営業時間の短縮などの協力を求め、社会生活における様々な行動の自粛など、国民に物心両面の負担を強いて来たのは、政治家や役人たちであり、彼らと共同歩調をとって来たのが、マスコミ人と医師や学者など専門家と称される人々である。その彼らは、新型コロナ流行の状況下でも、歳費、給与、報酬などの収入は保障されている。生活が保障されている人々が、仕事を減らせば生活が脅かされる人々に対して、ワケ知り顔で様々な自粛を求めてきた。これは、明らかに不道徳であり、不公正であろう。

 日本人は、もういい加減、自分たちの国が、国民を幸せにする国では無いことに気づくべきであろう。善良であることは良いことであるが、それを利用して人々を欺いて、自分たちの利益のために踏み台にしようとする者たちがいる。財務省が去る2月17日に公表したデータによれば、2021(令和3)年度の国民負担率、すなわち、税金と社会保険料などの負担合計は、前年度を0.1ポイント上回る48パーセントとなり、過去最大を更新したと言う。これでは、ほぼ五公五民であり、封建時代と変わらない。百姓は生かさず殺さずの考え方は、時代を超えて、現代日本の為政者や官僚に受け継がれていると言えよう。また、経済協力開発機構(OECD)の統計によれば、国民の平均年収において、日本は2015年に韓国に抜かれ、その差は年々開く一方である。中国との比較においても、彼の国は都市部と農漁村部との年収格差が大きいものの、都市部の住民に限って言えば、既に日本を上回っていると言われる。日本スゴイのテレビ番組を信じていると、このような現実は分からないと思う。実際は、日本人の庶民の人生は厳しい。幼い頃からの競争社会、子供の頃から偏差値教育に囚われ、大学生の約半数は奨学金と称する学資ローンを借りて、数百万円の借金を背負って社会に出て行く。就職しても組織の奴隷のように働かされ、勤労の喜びを感じられない人々も多い。やっと奨学金の返済が終われば、今度は住宅ローンである。70歳を超えても、生活のために働かざるを得ない人々が多くいる。先日、新潟県村上市の三幸製菓工場で発生した火災では、6人の死者の内4人が、深夜清掃勤務の、いずれも70歳前後の初老の婦人たちであった。深夜労働という点から思うに、彼女たちは皆、生きがいのためや健康維持のために働いていたのでは無いだろう。

 本ブログでも繰り返し書いてきたように、新型コロナのパンデミックは、意図的に引き起こされたものであり、ウイルスは人造のものであろう。その目的は、疫病対策を口実に人々の行動を制限し、ワクチン・パスポートなどの導入で、人々に対するコントロールを飛躍的に強めることである。そして、世界統一政府樹立へと大きく駒を進める計画である。この計画の首謀者は悪魔崇拝者たちの秘密集団であり、イルミナティ、カバール、ディープステート、グローバリストなど、様々な名称で呼ばれる者たちである。各国で彼らの手足となって動いている者たちは、悪魔崇拝者たちだけではなく、金や地位と引き換えに、その邪悪な計画の遂行に協力している者たちが多い。彼らにとっては、自分たちがいる国や下々の(と彼らが勝手に考えている)人々など、どうなってもいい存在である。2011年6月に、自民党の甘利明元経済産業大臣が、原発事故問題でテレビ東京のインタビューを受けた時、記者の質問に激昂し、「日本なんてどうなたっていいんだ。」と口走ったとされる。その一言に、彼らの本音が表されていると思う。そして、新型コロナ騒動において、人々を苦しめているのが、同じ彼らである。

「弱者を虐げる者は造り主を嘲る。造り主を尊ぶ人は乏しい人を憐れむ」(箴言 14:31 新共同訳)


 これまで約2年間続いて来た新型コロナ騒動で、多くの人々が苦しみ、生活が激変した人々も少なくない。中には、コロナに感染したと診断された祖父母や親の見舞いも出来ず、死に目にも会えなかった人々もいる。私の人間関係の中でも、コロナ陽性者とされた祖母の死に目に会えず、葬儀も出せなかった人がいて、「コロナが憎い。」という言葉を直接聞いた。悲痛な面持ちのその人には言えなかったが、そのように仕向けたのはコロナ・ウイルスではなく、コロナ・パンデミックを利用している者たちである。日本における新型コロナ・ウイルス感染者数は、今月半ばでピークを越えたとも言われており、2月21日の東京都内の感染者数も、約1カ月ぶりに1万人を下回ったとの発表である。一方で、今日聴いたNHKラジオのニュースでは、子供の感染者が増えており、5歳から11歳のワクチン接種が重要であるとの、ある小児科医のコメントが流されていた。彼らは、ワクチン接種を受ける子供たちの命と健康に、推奨者として責任を持つ覚悟なのだろうか?これ以上、コロナ騒動による被害者が増えないことを望んでいるが、日本社会についても、悲劇的な近未来を予想せざるを得ない。神からの知恵を祈り求めることが、サバイバルのためにも重要である。