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綻び始めた新型コロナ全体主義(記事No.88)

 2月に入ってから、対応に時間を要するイレギュラーな用件が何件かあり、ついブログの更新間隔が開いてしまった。そう言う訳で、約1週間前に骨子を書いていた記事を、本日アップしたい。イスラエルの代表的な新聞の1つである、ハアレツの2022年2月4日付電子版記事によれば、同国政府は、同日付でワクチン接種証明(ワクチン・パスポート)の廃止を決定した。この決定は、同国の憲法司法委員会の承認を経て、2月7日より発効するとのことである。これにより、ホテル、レストラン、ジム、映画館等で、ワクチン非接種者の立ち入り禁止が解除される。結婚式やパーティなどの、「感染リスクの高いイベント」には、引き続きワクチン接種証明が必要となる。イスラエル政府による、ワクチン・パスポートの廃止理由は、新型コロナ・ウイルス感染者数が減少しているからとだと言う。しかし、同国の新型コロナ感染死亡者数は今も増加中であり、過去最大を更新し続けている。

 これまで取り上げて来たように、これまで自由主義国家とされてきた諸国のいくつかでは、新型コロナ流行に対する防疫上の措置を口実に、国民の自由を不必要に制約することが進められて来た。それらの実態は、もはや自由主義ではなく、全体主義と見做せるレベルである。これに対して、自由を制約される側の民衆の抵抗も激しく、各国で抗議行動が継続中である。カナダでは、ワクチン接種義務化に反対するトラック・ドライバーたちが、コンボイを連ねて続々と首都オタワなどに集結しており、多くの国民が、彼らとの連帯の意志を示すために沿道に出ている。同国のトルドー首相は、抗議行動の代表者らとの面会を拒否し、オタワ市のワトソン市長は、トラック・ドラーバーたちを公共の安全に対する脅威と公言している。口実を作って抗議行動を弾圧しようとの思惑であろうが、彼らが追い込まれていることの証左でもあるだろう。同様の「フリーダム・コンボイ」は、オーストラリアでも始まったと聞く。

 既にイギリスでは、本年1月19日付で、新型コロナに関わる全国的な行動規制の緩和に踏み切っている。これにより、イギリスでは、医療従事者を除き、新型コロナ・ワクチンの接種義務は撤廃され、ワクチン・パスポートは廃止された。ヨーロッパ諸国では、オーストリアのように、ワクチン未接種者は、最高で3,400ユーロ(約45万円)の罰金が課せられる国がある。その一方で、イギリスやスカンジナビア諸国のように、ほとんどの行動規制やワクチン接種義務を撤廃した国々もあり、対応が分かれている。いずれにせよ、グローバリストらが意図する、パンデミックを口実とする全体主義への移行は、一部の国々では既に頓挫しつつあると言える。

 翻って日本では、3回目接種人数が政府の目標数を下回っているため、岸田首相が1日100万回のワクチン接種を実現することを掲げて、発破をかけている。日本の行動規制は諸外国に比べて緩いのはいいが、今なおワクチン接種に固執しているのは、非科学的であるだけでなく、政治的にも流れを見誤っていると言えよう。海外では、コロナ・ワクチン被害者らによる、夥しい数の訴訟が提起されることを見越してか、既に逃げを打ち始めているワクチン推進者も出始めている。アメリカでは、去る1月24日に開催された上院議員による公聴会で、国防総省の国防医療疫学データベースに記録された、ワクチン接種後有害事象のデータが明らかにされた。それによると、2020年における軍人らの全ての傷病件数は約197万件であったのに対して、軍内における集団接種導入後の2021年の件数は約2,152万件となり、11倍近くも増加している。傷病種別ごとの個別件数も明らかになっているが、あらゆる種類の傷病が激増している。国防総省からこのようなデータが示されたと言うことは、単なる軍内のワクチン推進反対派による内部告発ではなく、組織として、問題を認めざるを得ない段階に来ていると思われる。

 同様に、各国で保健当局者などによる、ワクチン接種キャンペーン継続への懸念表明なども出されるようになって来た。アリバイ作りと言うことも大いにあるだろうが、ワクチンに感染予防効果が無く、逆に、接種を繰り返すことによる、免疫低下による感染拡大効果を否定出来なくなって来ているのであろう。冒頭に挙げたイスラエルの場合、3回目のブースター接種を受けた人は、人口の約54パーセントとされているが、接種率が高まるほど、感染者数も増加するという皮肉な結果となっている。同国政府が新型コロナ行動規制を緩和したり、ワクチン・パスポートを廃止したことは、これらの施策が一定の成果を上げたと言う建前とは裏腹に、実は防疫上有効では無かったと判断しているのであろう。

 本ブログでも、これまで書いて来たように、新型コロナ・ウイルスの流行は、グローバリストら(あるいは悪魔崇拝者らと呼ぶべきか)による、世界統一政府樹立の目標達成のための手段として起こされたと見做すべきであろう。彼らとしては、パンデミックの当初は、計画が順調に進んでいるようにも思えたであろう。しかし、各国で民衆の抵抗が激しく、科学者や医師などにも、少数の良心的な人々が残っていた。彼らのうちのある者は、勇敢にも、新型コロナ・パンデミックやワクチンの真実について声を上げて来た。そのうちの1人が、去る2月8日に死去した、ノーベル医学賞を受賞したフランス人科学者の、リュック・モンタニエ博士であった。モンタニエ氏は、コロナ・ウイルスが人造であることを公に語り、ワクチンの危険性を告発して、激しい誹謗中傷を受けて来た。反対者からは、晩節を汚したかのように言われたが、世界の民衆にとっては、良心の器であったと思う。モンタニエ氏ほどの高名な人物でなくとも、日本にも世界にも、それぞれの持ち場において、新型コロナ全体主義と戦う人々が多くいる。敵は決して諦めた訳ではなく、綻び始めた新型コロナ・パンデミックに代わる、別のイベントを準備中であろう。神を信頼し、恐れずに生きることが重要であろう。

「人々を恐れてはかならない。覆われているもので現されないものはなく、隠されているもので知られずに済むものはないからである。 わたしが暗闇であなたがたに言うことを、明るみで言いなさい。耳打ちされたことを、屋根の上で言い広めなさい。 体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい」(マタイによる福音書 10:26-28 新共同訳)