TRANSLATE

GlobalNavi

AD | all

失望の中で希望に目を向ける(記事No.136)

 ここ2ヶ月弱ほど色々と手が掛かる用件が続いたこともあり、ブログ更新を休む結果になってしまった。この間、本ブログにアクセスしてくださった方々には、本当に申し訳なく思う。実は、それ以外にも、筆が進まなかった理由がある。これまで、国内外の状況を注視し、考察した一部をブログ記事に書いて来た訳だが、日本と世界の今後について、自分なりの確信を深めることとなった。それは、決して楽観的な未来ではなく、逆に悲観的なものである。それゆえ、自分が推測する日本と世界の未来像ゆえに、心が苦しくなり、文章化して公開することに気が進まなかったのである。

 これは、決して預言ではなく、また、予言でもない。現時点での、私個人の分析結果であり、未来予測である。はっきり書こう。神の介入が無ければ、この世界は後10年持つことさえ怪しいと思う。つまり、このままでは、2030年以前に、7年間の患難時代に突入する可能性が高いと思われる。2022年は、世界が破滅へと向かうのか、あるいは再生の機会を得るのかの分水嶺の年となったと思う。結果は、前者となり、これから、個別の国や個々の局面での明るいニュースはあるだろうが、世界全体としては、ヨハネの黙示録に示されている世の終わりの時代を迎えることとなる。

 新型コロナ・ウイルスを用いた、「造られた」パンデミックの発生以来、世界は実質的な第3次世界大戦が進行中である。表面上は前2回の世界大戦と異なり、今回は国同士の戦争ではなく、悪魔崇拝のグローバリスト集団と、世界の民衆との戦いである。2020年のアメリカ大統領選挙の不正は、その前哨戦であったとも言えるであろう。現在進行中の戦争は、「世界支配戦争」である。武器は、(人造)コロナ・ウイルスであり、また、コロナ・ワクチンである。各国で行われている不正選挙の、不正集計プログラムもそうである。もちろん、ウクライナなどでは兵器も使用されている。その他にも、心理戦の戦場には、地球温暖化やLGBTQ+などの欺瞞や撹乱戦術も投入されており、人間の全人格と世界のあらゆる有形無形の領域に対して、激しい攻撃が行われている。

 これまでのところは、戦況は民衆の方に不利な状況であるが、一部には押し戻す局面もある。コロナ・ワクチンについては、今年10月11日にEU議会で行われた公聴会で、ファイザーの役員が宣誓証言を行い、市場投入前に感染防止効果の有無についての試験を行っていなかった事を認めた。製薬会社や各国政府が唱えていた、ワクチンの感染防止効果は虚偽あるいは誇大宣伝であったと、彼ら自身が認めたのである。日本でも、コロナ・ワクチンの「副反応」で家族を失った遺族らが、国家賠償訴訟を起こす動きもあり、少数残っている良心的な医師や学者なども声を挙げ始めている。ワウチン非接種者に対する入国制限も、今も継続中なのは、アメリカ、インドネシア、シンガポールなどを残すのみとなり、ロックダウンを繰り返していたヨーロッパ各国でも、既に制限が撤廃されている。もっとも、敵が諦めた訳ではなく、次の人工パンデミックを着々と準備中であると思われる。

 混沌としている世界の状況であるが、日本はどこに向かっているのだろうか?結論を言えば、亡国である。先日暴漢に襲撃された社会学者の宮台真司氏(同氏は、10数年前にカトリック信徒になったそうである。)曰く、日本は国も、共同体も、もちろん学校も会社も腐敗しているのであり、自ら変わることが出来ないのだ。イエスに追い出された悪霊に取り憑かれた豚の群れが集団で崖から雪崩落ちたように、ひたすら滅亡へと突進しているのが日本の現状であろう。このまま進んで行けば、やがては、恐らくは中国の、一部はロシアの、勢力圏に組み込まれると思う。あるいは、その前に、アメリカの軍産複合体の手駒として、台湾共々中国と戦争させられるのかも知れない。中共の覇権拡大を食い止める必要はあっても、日本や台湾が捨て石になることは無いのだが。

 どうやら日本は、世界統一政府が樹立される前に、国ぐるみ彼らの人身御供にされそうである。もはや、国の将来に希望は無く、売国・反国民の既得権益集団が激しく国民を搾取しながら、滅亡への一方通行道を爆進中である。多少なりとも日本人としての誇りを持つ身としては、悔しく、情けない思いで一杯だ。日本は、第2次世界大戦敗戦のどん底から経済的には復興し、外形的には民主的な社会を築いて来た。しかし、それも所詮は、彼らの掌の上で踊らされているだけであった。「パンとサーカス」の戦略は、近代国家群の中で、日本において最も成功したと言えるのではないか。ことここに及んでは、個々の、そして思想や信仰を同じくする者同士の助け合いによる、サバイバルへの備えが重要である。また、特に若い世代であれば、日本を出ても堂々と生きて行けるよう、語学や教養と専門知識・技能を習得することが、いずれ人生の明暗を分けることにもなるだろう。

 ここまで、日本と世界の将来について、悲観的な考えを書き連ねて来た。もはや、万策尽きたのであろうか?そうとも言えるし、そうで無いとも言える。もし、私たちが、人間の知識や能力を用いることだけで、この状況を通り抜けようとするのであれば、それは極めて困難であろう。何故なら、敵の、少なくとも指導的な者たちは、私たち民衆よりも頭脳は格段に優秀であり、何よりも世の権力と莫大な富を持っている。民衆が覚醒すれば数において圧倒的に有利であるが、敵は完全な敗北よりは核戦争による世界の破滅を選択するだろう。私たちが勝利への希望を持つことが出来るとすれば、それにはただ1つの選択しかない。それは、真の神を信じ、その愛の内に留まり続けることである。神の愛は、私たちを失望の泥沼に捨てては置かない。それは、永遠の命の確かな希望に添えて、この地上の人生における希望をも与える。世の終わりが近づく今こそ、私たちは永遠に至る希望の源である、イエスに目を向けて、この困難な時代を生き抜こうではないか。

「そして、希望は失望に終ることはない。なぜなら、わたしたちに賜わっている聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからである」(ローマ人への手紙 5:5 口語訳)